帆布って？

一澤帆布（イチザワハンプ）のバッグ、クラシカルな雰囲気が漂いしっかりした質感がとても素敵なバッグですね。帆布（はんぷ）とは、帆船の帆に使われた厚手の綿織物。英語でいうCanvas（キャンバス）を指し、どちらかといいますと英語にした方が耳慣れている感じもいたしますが、綿100％を使用した天然繊維で､正確には１㎡あたり8オンス（約227ｇ）以上の厚布のことを指します｡帆布は、11号帆布から2号帆布までの規格があり、号数が小さくなるにつれ厚い規格となります。11号と10号は帆布の規格では薄物の部類であり、9号～6号は厚物。４号～2号となると極厚物という感じに分けられます。号数が小さいほど厚物でゴツゴツしているという感じでしょうか。鞄に適しているのは重みや使いやすさから9号が適していると言われます。アウトドアなどで激しく使う際は8号の帆布がいいかもしれません。また、帆布はもともと綿や麻を平織りした生地のことをいい、同じ綿でも綾織りされたものは帆布とは呼ばれないそうです。帆布は船の帆に使用されていることからも分かるように、とても頑丈であり防水性にも優れ、通気性が良く、摩擦による静電気の発生がないなどの特徴があり、テントやトラックの幌そしてカバンやバッグなどにも広く使用されています。天然素材であり環境にも優しいですね。 近年では化学繊維の普及により帆布の需要が少なくなっており、帆布工場も現在では4、5ヶ所ほどだそうです。一澤帆布では綿と麻の厚布が使用されています。

一澤帆布のバッグの人気

一澤帆布はバッグなどを扱われる京都市東山区にあります布製鞄のメーカーさん。1905年（明治38年）創業の京都の老舗かばん工房。｢京都市東山知恩院前上ル 一澤帆布製｣と縫い込まれた赤枠のタグは有名ですね。京都の若者にとっては「一澤帆布製」のタグは憧れるもののひとつ。最近では東京でも持って歩いている方を見かけますが、大量生産は行われず自社工場自社販売を行なわれているためにかなり品薄で入手が困難になっているとも言われます。帆布で作られる鞄は実用性が高く、写真や登山、地質調査などの機材運搬や標本用の鞄としても根強い支持を受けてきました。ですがおなじみの赤いタグの｢一澤帆布｣の他に｢一澤信三郎帆布｣というタグを見かけたこともあるかと思います。｢一澤帆布｣と｢一澤信三郎帆布｣は別の会社であり、相続問題（いわゆるお家騒動）により2つに分裂した形となっています。この件に関してはニュースなどメディアでも大きく取り上げられましたのでご存知の方も多いかと思います。かつての｢一澤帆布｣の職人さん達は｢一澤信三郎帆布｣へ流れていったそうです。お家騒動の方はおいておきまして、一澤信三郎帆布の鞄は地元の小学校のランドセルに使われたり記念品やプレゼント用などにもとても人気があるそうです。カラフルな色や斬新なデザインも増えましたね。鉄腕アトムのデザインのトートバッグがあったり。一澤信三郎帆布の店舗は京都の東山にしかなく、職人さん達の手作りという事もあり、大量生産をされないことや主に店頭販売であり通販では3～5ヶ月待ちということもあり「京都に行かなくては買えなく大量生産もされない」というレア的な点も人気に拍車をかけているのかとも思われますが、実用性の高いデザインや豊富な色あい、抜群の耐久性などバッグや鞄はやはり魅力的です。とくにトートバッグはとても人気があります。

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一澤帆布のアイテム

一澤信三郎帆布のトートバッグはとても人気がありますね。ショッピングバッグとして使用されている方も多いようです。トートバッグの他にもリュックやポシェット、エプロン、カメラの三脚ケース、コースターやブックカバーなど様々なアイテムにも人気があります。帆布で作られた一澤信三郎帆布のアイテムはシンプルで飽きのこないハンドメイドの雰囲気がたっぷりのデザイン。そして何と言いましても使いやすく丈夫なこと。長く使うことによりまた違った色合いや味わいが出てきます。またいたんだら修理が可能というのも魅力的ですね。ですがとにかく入手が難しく一澤帆布のショルダーバッグやトートバッグを手にするためには京都の知恩院前に平日の午前9時前にはいることが必須条件とも言われています。京都に行く機会がありましたら知恩院前の一澤帆布、一澤信三郎帆布へ行ってみてはいかがでしょう。プレゼントや京都土産としてもとても喜ばれるかと思います。
一澤帆布
一澤信三郎帆布

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